皆様こんにちは!
当コラムでは、医療法人社団M 三浦哲哉院長に定期的にお話を伺っていきたいと思います!
まずは三浦先生のご紹介を・・
三浦先生は、北海道大学病院勤務時代から精力的に再生医療の研究をされていて、現在も「日本他家幹細胞国際研究会」の副代表理事として活動する傍ら、北海道で初の骨髄幹細胞上清液治療を取り入れられる等、臨床における再生医療の実践と研究を推進されています。
また三浦先生が院長をされている宮の沢総合クリニックは、内科 、消化器科、外科などの一般診療の他、がん検診や、健康診断も扱うクリニックで、開業以来約20年間毎朝7時30分から診療を続けていらっしゃいます!
さて、第一回目となる今回は・・
三浦先生に聞く「かかりつけ医に良い先生の見分け方!!」
お医者さんに聞いてみたいけど、なかなか聞けない・・そんなお話を伺ってみたいと思います😆
三浦先生、よろしくお願い致します。かかりつけ医に良い先生の見分け方とは?
あくまで私見ですが・・ まず、ジェネラリスト(総合診療医・家庭医)とスペシャリスト(専門医)の違いを認識すべきです。 (※ジェネラリストはひとつの分野を深く追究するのではなく、病気全体にわたる幅広い知識や技能、経験などを備えた人で、一方スペシャリストとは特定の分野において専門的な知識・スキルを有する人を指します。) かかりつけの先生にするなら、ジェネラリストの方がいいです。狭い診療科でやっている先生より、なんでも診る先生。下手したらメンタル的なものから、整形や皮膚科的なものまで。ですね。 もちろん、その先生のところで全て治療が完結するということではなく、自分のクリニックで診るところと、スペシャリスト(専門医)を紹介するところの線引きがしっかり出来ているような先生・・
必要に応じてちゃんと良い病院を紹介してくれるような。 そんな先生が理想のかかりつけ医だと思っています。
言いにくいかもしれませんが・・逆にかかりつけ医としては良くない先生って、何か特徴とかはあるんでしょうか?
そうですね・・・あくまでも私見ですが・・
「それは私の専門外です。」とか「私の専門じゃないんで。」といった発言をされる先生は、かかりつけ医としては良くないかと思います。
あとはそうですね・・
良い先生というのは、物語を持って診察にあたっている先生だと思います。具体的には、例えば私の場合毎日日記をつけています。ある患者さんは今回こういう状態だったから次回の診察時はこうしよう。といった具合にですね。
その日のうちに次回のプランを立てているんです。2回目の診察時はこうで・・おそらく3回目の診察時はこうで、となると、4回目にはこうなって。みたいな感じでしょうかね。
診察の時間が限られていることが多いので、毎回毎回同じ事の繰り返しっていう先生は、同じドクターとして良くないと思いますね。
ちょっと抽象的でしょうか・・(笑)
いえいえ!答えにくい質問にもかかわらずありがとうございます!
と言いつつも・・良い先生をもしくはそうじゃない先生を一般の人が見分けるもう少し具体的な方法はありますか?
ん〜・・怖い。というか、話しかけづらい。表面だけニコニコしている先生が良い先生ってわけじゃないけど、情報を引き出すためにやわらかい雰囲気が必要なんです。情報をちゃんと引き出せないと、ただしい診断・治療ができないわけですから。
聞き出し上手って言うのでしょうかね。
年代で言うと・・・若すぎても、ご年配すぎても・・若い先生にはこれからの期待がありますが、経験も大切なので。
医療はある種オーダーメイドです。標準的にはこういう治療なんだけど、この人にはこうしようか。みたいな。勉強して、実践に立ち向かって、振り返って、計画して・・
経験は経験でも、このような経験を重ねているかが重要だと思います。最低でも10年程度はこういった経験が必要かと思います。
あとは、大きい病院が必ずしも良いというわけではないですね。その病院自体はずっと変わらなくても、中の先生は入れ替わってしまいますから。去年診てくれた先生が今年も診てくれるかと言うと、そうでもありません。
なので、あくまでもかかりつけ医にするならば、継続的に診てくれる先生が一番良いと思いますね。
三浦先生、ありがとうございました!
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