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フードファディズムについて考える【管理栄養士ブログ】



皆さんこんにちは!

スマートライフreha管理栄養士の加藤です。


前回は【秋分の日とビタミンD】についてお話させていただきました。

まだご覧になっていない方は是非下記リンクからご覧ください!



皆さんは、健康のために何か意識して食べている食品や飲み物、サプリメントなどはありますか?

また逆に健康のために食べないようにしているものはありますか?


今回は食事や栄養に関する心理的なもの、概念について管理栄養士目線で考えてみました。



 

【目次】


 


1. フードファディズムとは

 皆さんは「フードファディズム」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

「Food(フード)」とは、食べ物や栄養を指す言葉、

「Faddism(ファディズム)」とは流行かぶれ、一時的な流行を熱心に追いかけることを指す言葉です。


「フードファディズム」とは、食べ物や栄養が健康や病気に与える影響を、熱狂的または過度に信じたり、評価したりすることをいいます。


これを食べれば「痩せられる」「肌がきれいになる」「認知症にならない」「膝の痛みが治る」「健康になる」

などという情報をテレビや雑誌などで見て、その食材が大流行、店頭から売り切れて無くなったり。


逆にこれを食べたら「がんになる」「太る」「身体に悪い」など徹底的に悪者としたり。

宗教的なものは別に「オーガニック」「ヴィーガン」「ケトジェニック」など特殊な食事法を推奨することもこれに属します。


きっと見聞きしたり、自分自身感じたりしたことがある方が多いのではないでしょうか。




2. フードファディズムの問題点

 そもそも特定の食品や健康食品を「体重減少、脂肪燃焼に効果があります」「バストアップします」「高血圧を改善します」などと具体的な効果効能を謳うことは「薬機法」において法律上、医薬品とみなされ、薬機法違反に該当します。(2年以下の懲役または200万円以下の罰金)


なので、例えばそのような「これを食べたらこんな効果があるよ!」といった直接的な表現をしている広告、SNSなどの発信を見かけたら、信用しないで無視してOK👍


 また、その食品に確かに有益または有害となる栄養素や成分が含まれていたとして、成分のみに着目して現実的な量の概念を無視しているものも多くあります。

動物実験などを根拠にしていても人間に換算すると1日に何10kgもの食材を食べる計算になったりして。


 また、人によって生活環境やその時の状況、疾患、体格、体質と違うものなので、一概に「これはいい」「これはダメ」などと言えるわけが無いのです。

そういった面に考慮しないで「この食べ物は身体にいい✨」「この食べ物は身体に悪いから食べたらダメ✖」などと言い切っている人も信用しないで無視してOK👍



 フードファディズムは、皆さんの健康面だけでなく、

一時的なブームにより、特定の食品が届くべき人に届かなかったり、生産者に過度な負担を強い需要と供給流通の混乱を招いたり、フードロスを引き起こし環境に悪影響を及ぼすなど社会的な問題にも繋がる可能性があります。



3. フードファディズムの解決策

フードファディズムに陥らないために、私たちができることは何でしょう。

1つ目は「食に関する正しい知識を身につける」こと。

2つ目は、「広告やメディアの情報に踊らされない」こと。


食に過信せず、過度に不安を抱えないことです。




4. まとめ

 食への興味を持ったり、健康を意識して食事を整えようとすることはとても素晴らしいことです。


 ですが、時にたくさんの情報に踊らされてしまったり、何を食べたらいいのか分からなくなったり、不安になることもあるでしょう。

実際に食事指導など利用者様、会員様とお話ししていても多く聞かれることです。

「これを飲んだら筋肉がつくの?」「貧血にはこれを食べればいいの?」「テレビでこれがいいと聞いてから毎日食べているの」「SNSで見た〇〇ダイエットをしている」


 是非皆さんに、【フードファディズム】について一度考えていただきたく今回の記事を書きました。


 前述したように、万人に良い食材、悪い食材などありません。単純に言い切っている広告メディアや人、不安をあおる情報や人はそれだけで信用せず無視してOKです。


「これさえ食べれば」「これは一切食べるな」ということはありません。

健康のために、一番の近道は「バランスのいい食事」に回帰するのです。





 
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