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ブロッコリーが【指定野菜】に仲間入り【管理栄養士ブログ】



 みなさんこんにちは!

スマートライフreha管理栄養士の加藤です。


前回は身近な【早めに気付こう!低栄養リスクチェック方法】についてお話させていただきました。

まだご覧になっていない方は是非下記リンクからご覧ください!



 皆さんのご家庭の食卓によく登場するお野菜は何かありますか?

きっと「よく食べるよ」という方もたくさんいらっしゃると思われる“あの野菜”が国の【指定野菜】に仲間入りするということで話題になっています。

早速答えですが、“あの野菜”とはブロッコリーです。


今回は「そもそも指定野菜って何なのか?指定野菜に入るとは何が変わるのか?」

「指定野菜に仲間入りのブロッコリーの凄い栄養」についてお話ししていきたいと思います。



 

【目次】


 


1. 指定野菜とは?

 指定野菜とは、『野菜生産出荷安定法(第2条)』に基づき、野菜のうち特に消費量の多い物を国民生活上の重要性が高い野菜として国が定めています。

また、その指定野菜を毎年作ってくれる規模の大きな産地を国が[指定産地]として定めています。


これまで定められていた指定野菜は


・キャベツ

・きゅうり

・さといも

・だいこん

・たまねぎ

・トマト

・なす

・にんじん

・ねぎ

・はくさい

・ばれいしょ(じゃがいも)

・ピーマン

・ほうれんそう

・レタス


の14品目。

指定産地は890産地(令和3年5月7日現在)となっています。


今回、国が新たに2026年度から【ブロッコリー】が仲間入りすることを決定しました。

指定野菜に新たな野菜が仲間入りするのは1974年から実に52年ぶりということで注目を集めています。



※参照:農林水産省



2. 指定野菜に定められると何が変わる?

 農業は天候等によって収穫量や価格が左右されやすく、農家にとってもリスクとなります。

指定野菜の価格が下落した場合に、来年も野菜を作ってくれるように指定産地の農家に安くなった分だけ補給金が支払われる制度があります。


それにより、天候などによって収益が左右されることがなくなり、経営が安定しやすくなります。

国民にとっても、急に大きな農家が野菜栽培を停止したり作付面積を減らしてしまい、供給量が減るなどの心配が減り、安定して野菜を手に入れやすくなる安心に繋がります。




3. ブロッコリーの栄養特長

 厚生労働省が健康づくりのために提唱する『健康日本21』中では、生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するため「1日の野菜摂取目標量は350g以上」と掲げています。

積極的に摂りたいお野菜ですが、その中でもブロッコリーはかなり優秀な栄養豊富なお野菜と言えます。

特にブロッコリーに含まれる栄養素の中でも、豊富なものや特徴的なものとして挙げられるのは、


・ビタミンB2

・ビタミンC

・ビタミンK

・β-カロテン(ビタミンA)

・葉酸

・鉄分

・カリウム

・食物繊維

・タンパク質

・スルフォラファン


など。下に指定野菜にも定められているようなご家庭に代表的なお野菜の、これらの栄養素を比較した表を載せます。




特に【ビタミンC】は野菜の中でもトップクラス。

ちなみに果物のレモン100g当たりのビタミンC含有量が100mg。ブロッコリーは140mgです。


また、野菜の中では珍しく【タンパク質】が比較的多く含まれることも特徴的です。

ブロッコリー100g当たり5.4gのタンパク質が含まれます。

ちなみにお豆腐で言うと、絹豆腐100g当たり4.9g、木綿豆腐100g当たり7.0gのタンパク質含有量です。


【スルフォラファン】とは、ブロッコリー、キャベツなどアブラナ科の野菜に微量に含まれる辛み成分で、フィトケミカルの一種です。

強い抗酸化作用を持ち、老化防止や、抗肥満、肝機能を高める効果などがあると言われています。

特にブロッコリーの新芽(スプラウト)に多く含まれています。



4. ブロッコリーの調理のポイント

 ブロッコリーに豊富に含まれるビタミンBやビタミンC、カリウムなどの栄養素は水溶性で水に溶けやすい性質があります。

茹でて調理するよりも、蒸したり、電子レンジで加熱する方が栄養素の損失が抑えられます。

また、加熱後は水にさらさず、ざるにとって室温に冷ますことで、水っぽくならず栄養も無駄にせずに召し上がることができます。


 ちなみに冷凍食品として売られているブロッコリーは、下茹での工程を経ているので生のブロッコリーよりも多少栄養価は下がりますが、全く栄養素が無くなることはありません。

また、生のブロッコリーを購入し、すぐに完食するのはなかなか難しいこと。冷蔵で何日も保存しておくと、冷凍食品で販売しているもの以上に栄養価が失われることもあります。手軽に毎日でも取り入れやすい冷凍食品はご家庭の大きな味方となってくれるでしょう。


5. まとめ

 ブロッコリーは既に皆さんが知っている人気の野菜ですが、今回のようにニュースで話題になることで、「野菜を積極的に摂ろう」「どんな栄養が含まれている」などと

栄養豊富な優秀野菜ブロッコリーのみでなく、【栄養】や【食事を整えること】そのものに改めて多くの方が興味を持ち、認識される機会となると嬉しく思います。


 皆さん、今日は何のお野菜を何グラムくらい召し上がりましたか?




 

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