みなさんこんにちは!
スマートライフreha管理栄養士の加藤です。
前回は身近な【フードファディズムについて考える】についてお話させていただきました。
まだご覧になっていない方は是非下記リンクからご覧ください!
皆さん、魚介類はお好きですか?よく召し上がりますか?
昨今のニュース等でも話題になっていますが、今、北海道の漁業がピンチに立たされています。
【目次】
1. 北海道の漁業がピンチ!
福島原子力発電所の処理水海洋放出を懸念した風評被害や、反発した中国の日本産水産品の全面停止措置の影響を受け、今、北海道の漁業はピンチに立たされています。
特に、北海道の主力輸出品であるホタテは多くが中国向けで、突然大きな販路を失ってしまい、在庫が膨らんでいます。
2. 北海道の漁業実績
農林水産省の令和元年の調査によると、日本国内における海面漁業・養殖業産出額は、
1位が北海道で2,307億円(全国生産の約2割)、次いで2位が長崎県で1,013億円、愛媛県が862億円、宮城県が834億円、鹿児島県が760億円と続きます。
生産量で見ると、北海道の海面漁業・養殖業生産は114万トン(全国生産の実に4分の1)。
量、金額ともに都道府県別で第1位の生鮮規模を誇ります。
特に主要魚種は、ホタテ貝、スケトウダラ、ホッケ、サケ、サンマ、昆布で、道産の占める割合が高く、都道府県別の第1位の生産となっています。
(参照:「農林水産省 令和元年 漁業産出額」、「北海道庁 北海道データブック 水産業」)
北海道庁 北海道データバンク2021 より引用
3. 「食べて応援!北海道」キャンペーン
中国の日本産水産品の全面輸入停止措置は、福島県産に限らず、もともと生産量の多い北海道でも当然大きな影響を及ぼしています。
特に主力商品であるホタテは、大きな販路を失い、在庫が拡大し保管料がかさむ中、漁業生産者、加工者の収入は落ち込んでいます。
そんな苦しい状況の中でも、道内の漁業者は、海の環境を守る努力をしながら、安全・安心で美味しい水産物を届けるため、漁業を続けています。
今、北海道では北海道庁が主体となり「食べて応援!北海道」キャンペーンの取り組みがなされ、
このキャンペーンを通じて、消費者の皆さんには、これまで以上に道産水産物を選び、購入し、食べていただくことで、国内消費が増え、生産者や関連業界の応援に繋げたいと活動されています。
4. ホタテの栄養
ホタテの栄養の特長はまず「高タンパクで低脂質低カロリー」ダイエットや生活習慣病などの健康を意識する方にもピッタリの食材です。
鉄や亜鉛、カルシウムやマグネシウムといったミネラルも豊富です。
お肉や卵と主要な栄養価を比較した表が下記になります。
ホタテ、優秀ですね!
また、ホタテにはアミノ酸であるグルタミン酸、コハク酸といった旨味成分が含まれるため、
お味噌汁やお鍋、シチューなどのお料理に加えるだけで旨味がぐんと増し。美味しさを格上げしてくれます。
5. まとめ 道産水産物を食べて北海道漁業を応援しよう!
美味しくて、栄養価も高く、日本・北海道の漁業を応援できるなんて、いいことしかありませんよね☆
是非皆さんには、積極的に道産水産物を選び、購入し、食べて、美味しく健康に生活していただけると幸いです。
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